令和元年5月1日、創業者である私の「ビルを買う」という抱負から全てが始まりました。
前職で新規事業の立ち上げとエンジニアとしての業務を経験した私は「全力でテクノロジーを活用すれば、より大きいことが出来るはずだ」と漠然と考えていました。
エンジニアとしてのバックグラウンドからハッカソンを開催したり、プロダクトを開発してLPを作りテストマーケティングを行ったりしながら迎えた、令和元年。
0時0分ちょうど、渋谷のスクランブル交差点で新しい時代の始まりと共に仲間に聞かれた「令和の抱負は?」という質問に、目の前にあった東急百貨店のビルを見て「ビルを買う」と答えました。
当時答えた言葉は、正直、しばらく忘れていました。気にしないでもモノづくりを楽しめていたからです。
しかし、会社を作り、全てが楽しいとは言えないような経験をする中で「いつまでこの生活を続けるのか?」「会社をどこまで大きくしたら成功、と言えるのか?」と考えるようになりました。
何度も心が挫けそうになる中で、思いしたのが「ビルを買う」という宣言でした。
「ビルを買えないようじゃ、成功とは言えないな」「ビル買ってどうするんだろうな、社会的にインパクトのあることやりたいから、そういう企業と一緒に働ける場所にしたいな」「その中で、自分たちはどんなことしているんだろうな。サービスを通じて、イノベーティブな企業の人たちと一緒に働けるといいな」困難に直面するたびに、思考が洗練されていきました。
全ては、令和元年の宣言を現実とするため。そしてその先にある「ビルを買った後」の世界を創るため。
他の老舗企業に比べたら、随分とちっぽけなストーリーです。くだらない、と思う人もいるかもしれません。
ですが、私はこんなストーリーを「読みたい」のではなく「書きたい」と思える人と、一緒にはたらきたいと思っています。
代表取締役 永峰 剛志